中小企業診断士を独学で取ろうと思う

中小企業診断士

5か年計画なるものを作ってみたんですよね。

で、その中で中小企業診断士の取得を目指すことに決めました。

なんで中小企業診断士を選んだのかも5か年計画立てたときに書いてます。

中小企業診断士の資格取得を目指す一番の目的は

資格取得そのものではなく、勉強のなかで身に着けられる知識

なのですが、そうは言っても資格を名刺に書いて副業に繋げたいとも考えています。

そこで、中小企業診断士を取得するために情報を集めてみました。

中小企業診断士試験の概要

中小企業診断士試験は

第1次試験 ⇒ 第2次試験 の2段階で行われます。

第1次試験

7科目(8教科)・択一マークシート形式(四肢又は五肢)です。

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運用管理(オペレーション・マネジメント)
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・中小企業政策

合格基準

・総得点による基準:総得点の60%以上であって、かつ1科目でも40%未満のないこと(配点は全科目100点満点)

・科目ごとによる基準(科目合格):満点の60%

試験日:令和2年7月中旬*
(*例年8月上旬に実施しているが令和2年は東京オリンピック開催の兼ね合いで前倒し予定)

合格発表:例年9月上旬(平成31年度は9/3)

合格の有効期限

第1次試験合格(全科目合格):2年間(翌年度まで)有効

⇒第2次試験を受験できるのは第1次合格した年と次の年の2回まで

第1次試験合格(科目合格):3年間有効(翌々年度まで)有効

第2次試験

筆記試験:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ~Ⅳ

口述試験:記述試験の出題内容をもとに4~5問(10分程度の面談)

合格発表:例年12月下旬(平成31年度は12/25)

実務補修ほか

中小企業診断士として登録するためには、第2次試験に合格後3年以内に

「診断業務に15日以上従事する」か「実務補習を15日以上受ける」ことが必要です。

これを修了し、経済産業省に登録申請することで、晴れて中小企業診断士として登録証の交付を受けられます。

「診断業務に15日以上従事する」ことで登録要件を満たそうとすることは、相当にハードルが高いことが分かりました。

もう一つの登録要件の「実務補習」は中小企業診断士協会が行っているもので、お金がかかります。

一応建前上、2つの要件が用意されていますが、まあそこはお察し…ということなのでしょう。

5日間のコマで約5万円。15日間なので約15万円かかります。

費用はかかるものの、おなじく中小企業診断士を志した仲間と体系的に中小企業診断業務を学べるのであれば、そこまで目くじらを立てるほど高くもないなと思います。

実務補習は、実施される時期によって用意されているコースが違います。

・2月に7都市で15日間コースと5日間コース
・7月、8月、9月に5日間ずつ実施される*コース
*東京・大阪・名古屋は7月、8月、9月でそれぞれ5日間ずつ実施。札幌その他の都市では7月、9月で実施。

合格してすぐの2月~3月に15日間分すべて受け切れれば簡単ですが、働きながらだと厳しいでしょう。

2月に5日間のコースを受講し、7~9月のうちのどこか2ヶ月で5日間×2コース受けることで要件を満たすのが良いかと思います。

ご参考:平成30年度の実務補習の場合。

合格するための戦略

中小企業診断士の試験概要が整理できたところで、

簿記試験の取得の時の様に合格するための戦略を考えていきます。

中小企業診断士 試験概要

まずは、試験概要をしっかり把握します。

すべての資格試験に言えるとこですが、試験概要と過去問を把握・調査・分析する。

これをしっかりしないことには、いくら勉強しても受かりません。

第1次試験

まずは、第1試験の突破方法から考えます。

7科目(8教科)・択一マークシート形式(四肢又は五肢)です。

  1. 経済学・経済政策:150~200時間
  2. 財務・会計:200時間
  3. 企業経営理論:140~150時間
  4. 運用管理(オペレーション・マネジメント):140~150時間
  5. 経営法務:100~120時間
  6. 経営情報システム:100~120時間
  7. 中小企業経営・中小企業政策:80~100時間

⇒合計:950~1,000時間

調べた結果、勉強時間はだいたいこれくらいかかるみたいです。

もちろん極端に短い時間で合格している人もいるようですが、一般的な時間で考えます。

第1次試験には、科目ごとに以下の免除制度があります。

  1. 経済学・経済政策:経済学博士・公認会計士論文式試験で経済学を選択科目に選んで合格ほか
  2. 財務・会計:公認会計士・税理士の試験合格者・免除者
  3. 企業経営理論:なし
  4. 運用管理(オペレーション・マネジメント):なし
  5. 経営法務:弁護士
  6. 経営情報システム:応用情報技術者以上の情報技術者試験合格者
  7. 中小企業経営・中小企業政策:なし

⇒より詳細に知りたい方は中小企業診断協会の科目免除案内をどうぞ

科目免除のハードルが中小企業診断士の取得と同じかそれ以上に高いという。

一応の紹介でした。

第2次試験

第2次試験ですが、筆記式と口述式の2つの形式の試験です。

口述試験の方は10分程度の面接なので、まあ特段対策も必要ないでしょう。

筆記試験の試験問題は、前述の通りで

中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ~Ⅳ

なのですが、「具体的な内容はなんだ!」ということで調べました。

資格予備校のLECのホームページに詳しく書いてありました。

A 組織・人事(事例Ⅰ)

組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例です。組織再編や組織改革による組織力の強化、人事施策による労働生産性の向上等を図る戦略が出題されます。主として、企業経営理論で学習する組織論とかかわりが深いです。近年の事例Ⅰでは、組織・人事といった企業の内部資源の有効活用だけではなく、ビジネスモデルや事業戦略面などについても問われることが多く、与件や設問の解釈も困難な傾向があります。

B マーケティング・流通(事例Ⅱ)

マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例です。小売業やサービス業など、身近な業種を中心に出題される傾向があります。主として、「企業経営理論」で学習するマーケティング論と「運営管理」で学習する店舗・販売管理を、事例企業の戦略・戦術に応用することが求められます。与件文が4事例中最も長文で情報が多岐に渡るので、情報の集約力・把握力や因果関係を明確に記述する力が求められます。

C 生産・技術(事例Ⅲ)

生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例です。具体的には、生産性や技術の向上、技術の活用等を図る戦略を指します。主として、運営管理で学習する生産管理を、事例企業の戦略・戦術に応用することが求められます。製造業を中心に出題される傾向がありますので、生産現場になじみの薄い受験生にとっては苦手意識が高い事例でもあります。

D財務・会計(事例Ⅳ)

財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例です。例年財務諸表を元に経営分析を行う問題が出題されています。資本の適切な調達と運用を図る戦略なども問われます。その他、アカウンティング・ファイナンスの両面からの応用力が問われる傾向にありますが、1次の財務・会計で学んだ基本的知識を駆使すれば対応は困難ではありません。

引用:2次試験概要ー中小企業診断士|LEC東京リーガルマインド

第1次試験の知識をベースとした筆記(論述)試験なので、第2次試験としての勉強時間は200時間です。

ちなみに、第2次試験とその後の実務補習をパスできる「中小企業診断士養成課程」なるものがあります。

中小企業診断士養成課程は、時間(2年)がかかり、お金(安くても100万円)もかかるため、ここでは紹介しません。

個人的戦略

試験の概要が分かったところで、ぼく個人の戦略を考えていきます。

直接参考にはならないかと思いますが、個人的戦略の立て方として参考にしていただければ幸いです。

第1次試験合格の戦略

手っ取り早く合格するためにまず免除制度を確認するしました。

が、中小企業診断士においては前述の通り免除制度は実質使えませんね。

唯一使えるとしたら、応用情報技術者試験の合格で経営情報システムを免除することくらいです。

ぼくは残念ながら基本情報技術者試験しか合格していないため免除は使えません。

「基本情報技術者試験受かっているし、免除のために応用情報技術者試験取ろうかな」

と逡巡しましたが、むしろ遠回りなので辞めました。

第1次試験の7科目を今一度整理すると以下のようです。

試験科目 勉強時間(目安) 特徴 難易度 第2次試験との関連度
経済学・経済政策 150~200時間 理解中心 難しい 低い
財務・会計  200時間 高い
企業経営理論 140~150時間 普通
運用管理 140~150時間 暗記中心 簡単
経営法務 100~120時間 普通 低い
経営情報システム 100~120時間 普通
中小企業経営/政策 80~120時間 簡単 低い

勉強の優先順位と力の入れ方は、ぼくはこのように考えています。

優先順位:理解が中心の科目で難易度が高いもの。暗記中心のものは最悪詰め込みでも問題なし。

力の入れ方:配点の高いもの⇒今回はすべて100点満点。第2次試験との関連度が高いもの。

この2軸を中心に考えると、『財務・会計』と『企業経営理論』を中心に勉強するのが良いです。

ここで、ぼくは経理マンですし、公認会計士の試験勉強をしていたこともあるので『財務・会計』に強みがあります。

過去問を見てみましたが、正直ほとんど勉強する必要はないなと思いました。

過去問を解いていく中で間違ったり迷ったりするものだけを、ちゃちゃっと復習するレベルで問題ないと思います。

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一番時間がかかって、難しく、第2次試験との関連度が高い『財務・会計』に

ほとんど時間をかけなくて良いのは、だいぶラッキーです。

これを踏まえて以下のような戦略を立てました。

優先度 試験科目 戦略 勉強時間(目安) 特徴 難易度 第2次試験との関連度
経済学・経済政策 しっかり時間をかける
早期にものにし、得意科目にする
150~200時間 理解中心 難しい 低い
財務・会計  勉強しない
過去問だけ
200時間 高い
企業経営理論 第2次試験と実務を見据えた
勉強を心がける
140~150時間 普通
運用管理 第2次試験を見据えるものの
簡単なので深追いしない
140~150時間 暗記中心 簡単
経営法務 暗記科目なので
テキスト通読⇒一問一答を回転させる
100~120時間 普通 低い
経営情報システム 100~120時間 普通
中小企業経営/政策 80~120時間 簡単 低い

合計で710~860時間です。財務・会計もなんだかんだ40時間くらい勉強すると考えると750~900時間ですね。

スケジューリング

今日が2019/11/11です。(戦略考えだしたの11/1だったのにもう10日も経ってる。。)

令和2年の受験日は前述の通り、東京オリンピック関連で例年より前倒しされています。

2020/7/12が試験日と仮定して、スケジューリングします。

2019/11/11~2020/7/12は、245日です。(日数計算、便利です。)

750~900時間勉強しなければなりませんので、平均をとって825時間としておきます。

825時間 ÷ 245日 ≒ 3.37時間

一日に約3時間半ほど勉強しなければならないということが分かりました。

ぼくの一日の自由時間(=仕事・家事・育児以外の時間)は、以下の通りです。

・移動時間:往復約2時間

・昼休み:1時間

・娘就寝後:2時間

⇒合計で4時間半

中小企業診断士の勉強以外に、このブログとかその他やりたいこともあるので

・移動時間:往復1時間 ⇒ テキスト通読

・昼休み:1時間 ⇒ テキスト通読

・娘就寝後:1時間 ⇒ 計算問題など机に向かう必要のある科目

このスケジュールで頑張ります。

移動時間の残り1時間で勉強進捗ブログが出来ればいいなと思ってます。

使用するテキスト

教材選びは大事です。

ぼくはタイトル通り鼻から独学で合格を目指そうと考えているので

通学するような予備校は選びません。

独学で目指そうとは思っているもののスマホで勉強できるような

通信講座は検討してもいいかなと思っています。

ぼくが検討したのは、下記の通り

レボ(診断ゼミナール)

スタディング

クレアール

TAC出版(テキスト・問題集)

ぼくが選んだのは、TAC出版です。

市販のテキスト・問題集で完全独学を取りました。

なぜTAC出版のテキストで完全独学するかというと

  • 一番安いから
  • 大手予備校のTACのテキストなので信頼できる
  • 中小企業診断士はメジャーな資格なので市販でも良い参考書がある
  • 中小企業診断士の試験科目の中で一番難しいとされている財務・会計を勉強しないから

通信講座は勉強のスケジュール管理がしやすいという点ではとても良いと思います。

しかし、家庭に仕事にと忙しいので、

用意してもらっているスケジュールを100%活用できないと思いました。

TAC出版のうちでぼくが利用することに決めたのはこのテキストです。

TAC出版のスピードテキストです。

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なぜこのテキストにしたかというと、一番売れているからですw

みんなが欲しかった!シリーズのものもあったのですが、ぼく個人的な印象として

みんなが欲しかった!シリーズは基礎的すぎます。

そのテキストだけで合格レベルまでカバーしていないものは選ぶべきではないのでやめました。

これから随時発売されていくので、まずは『企業経営理論』のテキストのみ買いました。

あとはやるだけ

ざっくりとした戦略ですが経ったので、あとは粛々とやるだけです。

正直、テキスト買ってから10日ほど何も出来ていませんが、ここから全開で行きます。

残り244

コメント

  1. […] 当初の計画では、毎日3時間は勉強に充てるつもりだったのですが、 […]

  2. […] 当初の計画通り、移動中の1時間と昼休みの1時間で勉強するようにしているのですが、 […]

  3. […] (養成課程は、中小企業診断士の受験を決めたときにも触れましたが、お値段がだいぶ張るので検討外ですが、、) […]

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