老後にもらえるお金の種類と金額。備えるために確かめよう。

老後を考える

『人生100年時代』

『老後の備えとして、最低でも3,000万円は必要』

『老後にかかるお金は、1億円を超える』

などなど、巷には老後のお金について、不安にさせるような話がいっぱいあります。

『いったい、いくら貯めておけばいいんだろう』

『どういう備えをしておくのがいいのだろう』

と、あなたも頭を悩ませていることでしょう。

まずは、『将来かかるお金』を考えるでしょう。

そのあと、いまの年収や貯蓄と比較して

『まだ全然足りない』

『定年までに、毎月これだけは貯めないと』

と計算するのは、ちょっとナンセンスですよね。

老後にもらえるお金を確認せずに、

いまから将来の不安を解消するためだけにお金をせっせと貯めていくのでは、

人生を真に楽しむことが出来ません。

ここでは、老後にもらえるお金をしっかりと確かめたうえで、

『本当に必要な貯蓄額の目安』

『いまどれくらい使っていいのか』

を明らかにし、現役時代も楽しめるように勉強しましょう。

公的年金

まずは、公的年金です。

『年金』と言えば、基本的には公的年金のことを指していることが多いです。

公的年金は、老後の固定収入として、非常に大事な収入源となります。

老後のお金を考える上で、『公的年金として毎月いくらもらえるのか』は

絶対に確認しておくべきことなのですが、

・大学生の時に、学生納付特例制度を利用したか?

・サラリーマンだったか、自営業だったか?

・夫/妻の扶養に入っていた時期はあるか?

などなど、その個人個人に合わせて考える必要があり、制度が複雑で、なかなか『いくらもらえるか』を正確に計算することは難しいです。

ここでは、概算でいくらかを見積もれるようにしておきます。

まず受給できる年金の種類です。

自営業者だった場合:老齢基礎年金(国民年金)

サラリーマンだった時期がある場合:老齢基礎年金 + 老齢厚生年金

老齢基礎年金(国民年金)の計算方法

年金額(1年間にもらえるお金) = 約78万円 × 保険料を納付した月数(※) / 480

※保険料を納付した月数には、

  • 自営業者として、国民年金を納付した期間
  • サラリーマンとして、厚生年金を納付した期間
  • 第三号被保険者に該当していた(=扶養されていた)期間
  • 保険料の納付が免除になった期間の2分の1(平成21年3月までの免除期間は3分の1)

がカウントされます。

例えば、20歳から60歳までの40年間、一貫して自営業者であった場合には、下記の計算式の通り約78万円もらえます。

約78万円 × 480(=12か月×40年)/480 = 78万円/年

年で78万円なので、月にすると6.5万円です。生活するには、だいぶ苦しいですね。

老齢厚生年金(厚生年金保険)の計算方法

年金額(1年間にもらえるお金) = 平均標準報酬額 × 給付乗率 × サラリーマン期間(月数)

途端にややこしくなりましたね。サラリーマンの年金は、その人によってまちまちです。

平均標準報酬額…平たく言うと、平均年収を12か月で割った金額です。寮や社宅など現物支給を受けている場合には、実際平均年収よりも標準報酬額は高く設定されます。上限は62万円です。

給付乗率…平成15年3月までの勤務期間に対しては7.125/1000、平成15年4月以降の勤務期間に対しては5.481/1000です。

サラリーマン期間…文字通り、60歳まででサラリーマンをしていた期間です。

女性
女性

年金の計算が難しいことだけは分かったけど、結局、私はいくらもらえるの?

あっちゃん
あっちゃん

さまざまなパターンで試算してみましょう!

ざっくりと年金支給額を計算しました。

年金支給額の計算は、特にサラリーマンの場合は複雑でよく分かりませんよね。

いろいろなパターンで、ざっくりと計算してみました。

前提条件

  • 保険料を納付した月数とサラリーマン期間は40年間とする。(=480か月)
  • したがって、老齢基礎年金は78万円もらえる。
  • サラリーマンとして、定年退職するまでの平均年収は500万円とする。(=標準月額は42万円)
  • 給付乗率は計算を簡単にするために5/1000とする。

独身 × 自営業…78万円

老齢基礎年金…78万円

78万円 = 約78万円 × 保険料を納付した月数(※) / 480

老齢厚生年金…0円(自営業のため)

独身で自営業の場合です。自分ひとり分の年金を支払っていれば、年金として年78万円受け取れます。

夫婦 × 自営業…156万円

老齢基礎年金…156万円

約156万円 = (約78万円 × 保険料を納付した月数(※) / 480) × 2人分

老齢厚生年金…0円(自営業のため)

夫婦で自営業の場合です。例えば、夫:自営業、妻:専業主婦だった場合、ふたりとも国民年金を支払う必要があり、

老齢基礎年金のみの受給資格を得ます。

独身 × サラリーマン…178万円

老齢基礎年金…78万円

老齢厚生年金…100万円

約100万円 = (42万円 × 5/1000 × 480)

独身サラリーマンで40年間勤め上げた場合です。慎ましい生活を心がければ、一人なら十分に暮らしていける金額ではないでしょうか?

『サラリーマンは、税金も高いし、年金も高いし、搾取されている!』

などと言われることもありますが、その分国からの補助も手厚いということでしょうか?

(詳細に検証しないほうが、みんな幸せだと思うので、ここまでにしておきます(笑))

夫婦 × 二人ともサラリーマン…356万円

独身でサラリーマンの場合の、単純2倍です。

年金だけでも十分暮らしていけますし、二人とも生涯平均年収500万円のサラリーマンだとしたら、蓄えも十分でしょう。

夫婦 × サラリーマンと専業主夫/主婦…256万円

老齢基礎年金…156万円(78万円 × 2人)

老齢厚生年金…100万円

片方が専業主夫/主婦の場合です。片方がサラリーマンをしてくれている場合、専業主夫/主婦は第3号被保険者として厚生年金保険料は支払わずに老齢基礎年金が受け取れます。

女性
女性

自営業なら支払わなければならない保険料を支払っていないのに、年金もらえるなんて、サラリーマンの主夫/主婦は恵まれているのね。

あっちゃん
あっちゃん

共働き夫婦(平均年収共に500万円)と比べても、100万円しか差がないのはびっくりですよね!

退職金・企業年金

サラリーマンの場合、退職金や企業年金がもらえる会社も多いです。

これは、その会社によってまちまちであるので、会社の労務部などに確認が必要です。

制度の確認は今すぐ行いましょう。年に一回は現時点で退職金・企業年金がいくらもらえるか確認しましょう。

まとめ

年金制度の話をしました。制度として、かなり複雑でかつ度々変更されることもあります。

老後にもらえるお金の情報は、少なくとも年に1回は再確認しておきましょう。

また、老後に必要なお金を把握して、

『老後にもらえる年金だけで、生活できそうか。』

『現状のままだと、どれくらいギャップがあるか。』

『老後にしたいと思っていることが出来るほど、お金はあるか。』

などを考え、備えておくことも必要です。

また、退職金や企業年金はよりその個人個人によってもらえる金額が変わりますので、

少なくとも

  • 退職金制度はあるのか?
  • 企業年金制度はあるのか?
  • どういう制度になっているのか?

は確認しておきましょう。

 

コメント

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  3. […] 老後にもらえるお金(公的年金その他)は、こちらにまとめております。 […]

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