老人ホームにかかる費用も準備しておきたい。いくら貯めておく必要はあるのか?

老後を考える

『将来的に息子娘夫婦に苦労をかけたくない。』

『要介護状態になったら、老人ホームに入ろうと思っている。』

『そのためのお金を準備しておこうと思っているけど、一体いくらあれば足りるのだろう。』

『いま住んでいる持ち家を売ったお金を充てることも出来るのだろうか。』

不安は尽きないですよね。

いつまでも健康であれば考えなくても良いですが、要介護状態になった場合などには、

介護を息子娘にお願いするのか、老人ホームに入るのかなどの決断を比較的早く決めなければなりません。

また、しっかりと事前に考えて備えていなければ、そもそも選択肢が少なくなってしまい

息子娘親戚に迷惑をかけることになったり、満足なサービスを受けられなかったりなどしてしまいます。

しっかりと考え、備えておきましょう。

老人ホームにかかる費用を考える前に

一口に『老人ホーム』と言っても、様々な種類の老人ホームがあります。

整理すると大きく以下の9種類の老人ホーム・高齢者施設があります。

  • 介護付有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院(介護療養型医療施設)
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • シニア向け分譲マンション
  • 軽費老人ホーム/ケアハウス
  • 認知症ケアが対応可能な施設

その運営主体も、民間のものと公的なものとで様々です。

9種類のうち、「老人ホーム」と名前についている

  • 介護付有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム

の費用について、考えていきます。

払うお金の種類

有料老人ホームといっても、その名目によって支払うべき2つのお金があります。

入居時一時金と月額料金です。入会金と会費のようなイメージですね。

それぞれの費用の意味と内訳を詳しく見ていきます。

入居時一時金

上の表からも分かるように、民間の老人ホームの場合は入居時一時金が高額なのが老人ホームの特徴です。

なお、特別養護老人ホームの場合、入居時一時金は不要です。

特別養護老人ホームの場合、入居時一時金は不要

一般的に入居時一時金は以下の名目のお金です。

  • 家賃(居住費)の前払金
  • 介護の費用
  • 食費
  • 日常生活上必要なサービスの費用

このうち家賃の大半を前払金が占めており、一時金の金額は以下の計算によって決まります。

入居時一時金 =(1か月分の家賃 × 想定居住期間) + 食費その他サービス費

ここで想定居住期間は一般的に入居時の年齢や健康状態などの情報と簡易生命表などから、平均寿命を参考に決められています。

つまり、入居時一時金と言ってもその金額は一定ではなく、

  • 老人ホームの立地や築年数設備
  • 老人ホームに入居する年齢
  • その時の健康状態

などによって、様々であるということです。

この入居時一時金は、必要な保全措置を講じるように定められています。(注) (注)現在は、2006年以降に開設した有料老人ホームのみ保全措置の対象。2021年4月以降はすべての有料老人ホームが対象になる。

月額費用

月額費用には、主に以下の名目のサービス料が含まれています。

  • 家賃(居住費)
  • 管理費(水道光熱費ほか)
  • 食費
  • 日常生活費(歯ブラシなど消耗品費)
  • 介護サービス料

これに加えて、医療費やその他娯楽費は自己負担でかかります。

月額料金についても、入居時一時金と同様に民間の老人ホームと比べて、

特別養護老人ホームなどの公的な老人ホームにおいては各費用について細かく規定があります。

いくらかかるのか、いくら貯めておく必要があるか

おおむね以下の表のように料金がかかります。

運営主体 入居時一時金 月額料金
介護付有料老人ホーム 民間 0~数億円 15~35万円
住宅型有料老人ホーム 民間 0~数千万円 10万円~
特別養護老人ホーム 公的 0円 6~15万円

やはり運営主体が公的なほうが民間の老人ホームより安く老人ホームに入ることが出来ます。

特に民間の老人ホームは、入居時一時金が高額になることがあります。

これは民間の老人ホームの場合、公的な老人ホームとは異なり一定の規定がないため、

その立地、築年数、部屋の広さ、設備などによって自由に家賃を決めることが出来るからです。

まずは、公的な老人ホームに入るための入居条件を確認したうえで、

『民間の老人ホームに入るのか、公的な老人ホームに入るのか』を決める必要があります。

運営主体が民間か公的かによって、入居一時金 ・月額料金とも大きく金額が異なる。
まずは、以下のステップで特別養護老人ホームに入れるのかを確認しましょう。

  1. 特別養護老人ホームに入る入居条件を満たしているか

  2. 最寄りの特別養護老人ホームなど希望する施設に問い合わせる
  3. 料金、設備、待機者の有無を確認する

民間の老人ホームに入る場合、多くの場合で年金だけではその費用を賄うことは難しいでしょう。

Hello! My Name Is 404│老後資金のために今できること
小さなことからコツコツと

 

ケース1 特別養護老人ホームに、85歳で入る場合

85歳で要介護3認定された場合で、待機者がおらずすぐに入居出来た場合を想定しました。

入居時一時金:0円(特別養護老人ホームの入居時一時金は無料)

月額料金:15万円(目安)

75歳の平均余命:6~8年※厚生労働省の平均29年簡易生命表の概況

例えば、上記の条件で計算すると、1,080~1,440万円かかります。

特養でも結構かかるのね。。

ケース2 介護付有料老人ホームに、88歳で入る場合

85歳で要介護2認定されたものの、一時は自宅で介護しその後老人ホームに入居する場合を想定しました。

入居時一時金:700万円(目安)

月額料金:30万円(目安)

88歳の平均余命:3~5年※厚生労働省の平均29年簡易生命表の概況から概算

例えば、上記の条件で計算すると、1,780~2,500万円かかります。

入居時一時金は、施設によってさまざまなので住んでいる地域の平均的な金額や検討中の施設があれば問い合わせてみるのが良いでしょう。

まずは問い合わせてみましょう

老人ホームにかかるお金の種類と、おおよその金額が分かりました。

まずは、最寄りの介護付有料老人ホームなどめぼしい老人ホームに問い合わせしてみることをおすすめします。

さまざまなケースに合わせて見積もりを取ることで、

  • いくら備えておく必要があるのか
  • そもそも金銭的に有料老人ホームに入れるのか
  • 息子娘に介護をお願いしなければならない場合、どうしたらいいか

など、次の行動が見えてきます。

 

コメント

  1. […] 老人ホームにかかる費用については、こちらでまとめております。 […]

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