2019年4月以降(6月実施第152回試験以降)、日商簿記3級の試験範囲が大きく変更されます。

正直、簿記3級なんて楽勝!
いま簿記3級の取得に向けて、もがき苦しんでいる人が見たら憤慨されそうな出だしですが、事実です。
ぼくのはなし
ぼくは簿記3級に大学2年生の11月に合格しました。
簿記3級の受験を決めたのは秋受験(11月受験)の1か月前。受験申込の3日前でした。
そのときはほかの資格(基本情報技術者(一応、国家資格))を目指していたのですが、
すでにその資格(基本情報技術者)に合格している友人が

11月に簿記受けようと思うんだよね。

じゃあ、ぼくも受けるわ。
と。完全に思い付きで受験を決めました。
それなりに苦学生だったので、試験勉強の間もバイトは週5、月に15万円以上は稼がなければならない状況でした。
ほかの資格はなんとしても受かりたかったので、簿記の勉強に割ける時間は多くても日に1~2時間。
ぼくに残された時間は、40時間がいいところでした。
巷の資格取得ブログや資格難易度ランキングには、
簿記3級の平均勉強時間は50~100時間
と書かれていることが多いです。
たしかに、100時間もあれば、簿記3級をマスターできると思います。
でも、簿記3級の取得したいぼくにとっては、究極的には

簿記なんか分からなくても。合格さえできればいい。
のです。
これから説明していくことを念頭に試験勉強に臨めば、たとえ試験範囲に違いがあるとはいえ、短時間合格ができるはずです。
スケジューリングとプランニングで攻略する。
資格取得は、ゲームに似ています。
戦略を立て、攻略する。
攻略するためには、簿記3級の試験をまずは詳しく調べていく必要があります。
日商簿記3級の試験内容
ぼくが受験した時と2019年4月以降では、試験範囲に違いがあります。
特に大きな変更点としては、
個人商店を前提としていたものから、株式会社を前提としたものに変わります。
また、今回の変更に合わせて従来は2級の範囲内であったものが3級に降りてきます。
(これから簿記3級を学習しようとされている方には、個別に何が追加されるのか書き連ねても意味がないと思いますので、
詳しくは、こちらを参照ください。)
試験範囲に変更はあるものの、試験内容としては第151回(2019年2月実施)までのものと大きく変更がないことが予想されます。
ここでは、第151年以前の試験内容を詳しく見ていきます。
◇試験科目:商業簿記◇
◇試験時間:120分◇
◇合格基準:70点以上(100点満点)◇
◇試験問題:大問5問構成◇
第1問(20点) :仕訳(仕訳の小問が5題)
第2問(8~10点) :帳簿記入(特に、商品有高帳、補助簿の選択の問題)
第3問(30~32点) :試算表作成
第4問(8~10点) :伝票会計・語彙問題(入金・出金・振替伝票の記入に関する問題)
第5問(30~32点) :精算表作成・財務諸表作成(決算整理仕訳を伴う問題)
どこで点を稼ぐか
どの試験にも当てはまることではありますが、
点を稼ぐところ = 例年間違いなく出題されているところ
です。
一定の点数以上を取得すれば合格する試験(絶対評価の試験)においては、
出題されるかされないか分からない場所に、ヤマを張るのは意味がありません。
上記を念頭に置いた場合、点を稼ぐところは以下マーカー部分です。
◇試験問題:大問5問構成◇
第1問(20点) :仕訳(仕訳の小問が5題)
第2問(8~10点) :帳簿記入(特に、商品有高帳、補助簿の選択の問題)
第3問(30~32点) :試算表作成
第4問(8~10点) :伝票会計・語彙問題(入金・出金・振替伝票の記入に関する問題)
第5問(30~32点) :精算表作成・財務諸表作成(決算整理仕訳を伴う問題)
なぜここで点を稼ぐべきかというと、
① 例年間違いなく出題されている
② 勉強内容に親和性が高い
ためです。
どのように勉強するか。
何せ35時間しかありませんから、できることは限られています。
これでぼくの十八番の勉強方法を採用します。
用意したのは、以下の2つのみ。
- 簿記3級のテキスト
- 過去問集
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このふたつの間をぐるぐるぐるぐるする勉強方法です。
問題集は不要です。
スケジューリング
簿記のテキスト通読:8時間
↓
過去問:4時間 × 7セット = 28時間
解答:2時間 → 丸付・解説:1時間 → テキストで復習:1時間
通勤(バイト)と通学時間を使って、まずはテキストの通読を1週間で完了させました。
その後、バイト前に過去問解答 → 通勤通学途中で解説・テキストで復習
を繰り返しました。
隙間時間(通勤通学時間)にできることを絶やさないことが大事です。
最後に
結果的に一発で試験に合格(90点)しました。
短期合格の勝因はやはり、問題集を使わなかったこと。
過去問を中心に学習することによって、
- 解答にかけられる時間の把握
- 出題のされ方(日本語の言い回しなど)の確認
- 苦手分野の確認
これらがいっぺんに済みます。
ぜひ、あっちゃん式勉強方法を試してください!
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